あなたは、読点『、』を「ここに使えばいっか!」のようになんとなくで使っていませんか?
読点をなんとなくで使っていると、読者はあなたの文章を読んでくれなくなります。
読者に最後まで読んでもらえる記事を書くために、今回は、読点の使い方と基本的なルールについてお伝えします。
最後まで読んで、読点の使い方を知り、読者に「この人の記事は読みやすい!」と思ってもらえる文章を書けるようになりましょう。
読点をなんとなくで使うと読みにくい文章になる
読点をなんとなくで使っていると、読みにくい文章ができあがります。
なぜなら、読点の使い方にはある程度のルールがあるからです。
(※ただし、厳密に「ここに読点を使わなければいけない」と決まっているわけではない。)
たとえば、
1.ナルトとサスケはライバルでサクラといのもライバルだ。
2.ナルトと、サスケは、ライバルで、サクラと、いのも、ライバルだ。
上の2つは、読点を全く使わない例と、文節ごとに読点を使っている例です。
多すぎても少なすぎても読みにくいですよね。
一方、
ナルトとサスケはライバルで、サクラといのもライバルだ。
この例のように、必要なところに読点を使うと、文章がスムーズに読めます。
なので、ある程度のルールを知っておくことで、読みやすい文章を書けるようになります。
読点の使い方5つのルール
読点を使う目的は「読みやすい文章にすること、誤読を防ぐこと」です。
目的を果たすために、読点の使い方にはルールがあります。
ルールをまもって読点を使うことで、読みやすい文章を書くことができます。
今回の記事で紹介する使い方のルールは下の5つです。
- 主語が長いとき
- 重文・複文を区切る
- 接続詞のあとに使う
- 漢字・カナが続くとき
- 読点の位置で解釈が変わってしまうとき
早速、説明していきます。
1.主語が長いとき
主語が長くなった時に、読点を使うことで「ここまでが主語ですよ」ということがわかりやすくなります。
主語が長くなっているのに読点を使わないでいると、非常に読みにくい文章になります。
たとえば、
1.里のみんなから嫌われていたナルトがみんなの気を惹くためにいたずらをした。
2.サスケのことを好きなサクラはサスケのために手料理を作った。
上の2つのように、読点がないままだと、どこまでが主語なのか非常にわかりにくいですよね。
1.里のみんなから嫌われていたナルトが、みんなの気を惹くためにいたずらをした。
2.サスケのことを好きなサクラは、サスケのために手料理を作った。
読点を使うことで、どこまでが主語なのか分かりやすくなりました。
主語が長くなった場合には、読点を使うようにしてください。
2.重文・複文を区切る
ひとつの文章の中に「主語+述語」のかたまりが複数あるものを、重文(または複文)といいます。
「主語+述語」で一つのかたまりなので、複数のかたまりをそのままつなぐと、とても読みにくい文章になります。
たとえば、
ナルトはサクラのことが好きだがサクラはサスケのことが好きだ。
区切らないままだと、読みにくいですね。
ナルトはサクラのことが好きだが、サクラはサスケのことが好きだ。
読点を1つ加えることで、読みやすく変わります。
重文になった場合は、途中で読点を付けたほうが読みやすいです。
3.接続詞のあとに使う
接続詞がある場合には、接続詞のあとに読点を使います。
接続詞とは、「だから」「しかし」「なぜなら」のように前と後ろの文章をつなげる働きをする。
たとえば、
ナルトはネジとの試合前に落ち込んでいた。
しかし、ヒナタの言葉で前向きになれた。
上の文章のように、接続詞『しかし』のあとに読点を使って区切ると読みやすいです。
絶対ではないですが、基本的に接続詞のあとは読点を使います。
4.漢字・カナが続くとき
漢字・ひらがな・カタカナが続くと読みにくくなるため、読点で区切ります。
たとえば、
1.勝つためには、ただただ修行を続けるしかなかった。
2.その瞬間、大蛇丸は両腕が使えなくなった。
上の文章のように、漢字やひらがなが続くところを読点で区切ります。
5.読点の位置で解釈が変わってしまうとき
読点の位置で解釈が変わってしまう時は、意味をしっかり確認して読点を使う必要があります。
たとえば、
ナルトは楽しそうに笑うサクラを見ていた。
↓
1.ナルトは楽しそうに、笑うサクラを見ていた。
2.ナルトは、楽しそうに笑うサクラを見ていた。
1の文章だと楽しそうにしているのはナルトですが、2の文章だと楽しそうにしているのはサクラになります。
読点の位置によって解釈が変わりますので、文章を書く時は、誤解を与えないように読点を使ってください。
まとめ
今回は読点の使い方について説明してきました。
もう一度まとめておきます。
- 主語が長いとき
- 重文・複文を区切る
- 接続詞のあとに使う
- 漢字・カナが続くとき
- 読点の位置で解釈が変わってしまうとき
読点を使う目的は、「読みやすい文章にすること、誤読を防ぐこと」です。
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読みやすい記事を心がけて、ブログのファンを増やしていってください。